こんにちは!moyoです。
韓国のドラマやバラエティ番組にも、よく登場する韓国のサウナ「チムジルバン」。
頭にタオルで羊巻きをしている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
チムジルバンは、サウナや温泉の他に食堂や売店などもあります。
韓国の文化を肌で感じられる場所なので、韓国旅行でぜひ行ってみてほしいスポットです。
そこで、今回は韓国のサウナ「チムジルバン」には何があるのか、どんな過ごし方をするのか、利用時に必要なものや注意点、実際に行って驚いたことなど、私の体験談とともにご紹介します。
韓国のサウナ「チムジルバン」とは?

韓国の温浴施設です。
数種類のサウナやお風呂、垢すり、その他にも食堂や売店、休憩スペースなどもあります。
24時間営業の所も多く、比較的リーズナブルな価格で、長時間ゆっくり過ごせます。
友達やカップル、家族とでも楽しめる場所です。

実際に私が行ったときは、小学生や中学生くらいのお子様がいる家族や、
カップルやお友達同士など、幅広い客層が来ていました。
過ごし方
受付

最初に受付で料金を支払います。

今回私が行ったチムジルバンは、自動券売機のキオスクでもお支払い可能でした。

料金を支払った後、タオル2枚とチムジルバン用の服(半袖・半ズボン)を受け取ります。
チムジルバン用の服は、サイズはMかLどちらかを選べます。

私が行ったところは、サイズを聞かれず、受付の方が大体のサイズを判断して服を渡していました(笑)
ちゃんと伝えれば、もちろん希望のサイズを出してもらえます!!

下駄箱に靴を入れます。
それぞれの下駄箱に鍵が付いているので、施錠します。

下駄箱は男女別で分けられていました。
場所は空いている好きなところを使用できました。

下駄箱に付いている鍵は、脱衣所のロッカーでも使用します。
脱衣所のロッカーは、この鍵に書かれた番号の所しか使えません。

自動ゲートを通り、入場します。

自動ゲートの読み取り機に、下駄箱の鍵をタッチすると、ゲートが開き、入場できます。
お風呂

更衣室で着替えます。
下駄箱の鍵に書かれている番号のロッカーを使用します。

ロッカーには、ハンガーが1つ掛かっていました。
着替え後、お風呂場に行きます。
実際に私がお風呂〜サウナ〜シャワーをしたときの流れは、こんな感じです。
・タオルとシャンプーやトリートメント、ボディソープ、洗顔料を持ってお風呂場に行く
・シャワーエリアにある自分が使用する桶と椅子を洗う
・髪・顔・身体を洗う
・お風呂に入る
・軽くシャワーをする
・サウナに行く
・サウナ終了後、汗を流しにお風呂場に行く
・シャワーエリアにある自分が使用する桶と椅子を洗う
・軽くシャワーをする
・使用したタオルや服を指定の場所に返却(ロッカー付近にボックスがあり、そこに入れました)

お風呂場で身体を綺麗にしてからサウナに行きました。
お風呂の温度は37~39度で、少しぬるめでした。
お湯が熱くて早くお風呂から出たいという感覚はなく、長くゆっくりと浸かれたので、個人的に丁度良かったです。
垢すり
別途料金を支払えば、垢すりができます。
お風呂場に垢すりコーナーがあり、台が並べられていて、そこで専門のスタッフの方がやってくれます。
主に熟練のアジュンマがやってくれます。
お風呂に入る人たちが行き来する場所で、仕切りなども一切なく、全裸でやってもらいます。
みんなに見られるのが恥ずかしいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、韓国の方は慣れている光景なので、誰も見ていないですし、気にしていません!!!
ここでも韓国の文化を体験できます。
サウナ・アイスルーム

お風呂の後は、チムジルバン用の服に着替えて、サウナに行きます。
私が行ったサウナは70~80度と、熱々でした。
サウナの中では、寝転がって静かにゆっくりと過ごせます。

数分滞在するだけで、全身の毛穴から汗が吹き出しました。
老廃物が流れ、肌が綺麗になっていく感覚が良かったです。
また、サウナとは別にアイスルームもあります。
サウナで汗をかいたら、アイスルームに入ってクールダウンします。
アイスルームの中には椅子が置いてあり、喋りながら涼んで過ごしている方が多かったです。
休憩スペース

サウナの後は、休憩スペースへ。
休憩スペースには、マッサージ機やテレビがあり、床にはござが敷かれていて、雑魚寝をして過ごしている人が多かったです。
男女共用なので、カップルや友達、家族みんなで過ごせます。
また、カプセルホテルのような1人ずつ寝られる場所もあります。
食堂・売店

食堂や売店もあります。

22時頃に行ったときは、食堂は閉まっていました。
チムジルバンが24時間営業でも、食堂の営業時間が決まっている所もあるのでお気をつけください。


売店のメニューは、飲み物や軽食など種類が豊富です。
ジュースやアイスコーヒー、ビールなどの飲み物や、餃子やカップラーメン、お菓子なども売られています。

色々メニューがあるので迷ってしまいますが、韓国のチムジルバンに来たらぜひ注文してほしいメニューがこちら!
シッケ(식혜)とクウンケラン(구운계란)です!
シッケ(식혜)は、お米に麦芽を加え発酵させて、そこに砂糖を入れた甘い飲み物です。
飲むとお米の粒々の食感があり、少し不思議な感覚。
韓国の伝統的な飲み物で、栄養がありとても身体に良いです。
韓国のチムジルバンでは定番のメニューです。

初めて飲んだときは、お米や砂糖の自然な甘みと食感が、日本の飲み物にはない独特な味わいで抵抗感がありました。ですが飲み続けていると、それが癖になり、今ではチムジルバンに来たら毎回飲んでいます。

そして、クウンケラン(구운계란)も韓国のチムジルバンでは定番のメニュー。
クウンケラン(구운계란)は、燻製たまごのことです。
韓国のドラマやバラエティ番組で、茶色のたまごを食べている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
多くの方が食べているので、実際にチムジルバンに行くとその光景を見ることができます。
ゆでたまごとは違う、身がぎゅっと詰まった感じが美味しいです。

たまごに塩も付いてきましたが、燻製の味がしっかりしているので、そのまま食べても美味しかったです。


アイスも売られています。
韓国でしか買えないアイスがたくさんあります。
持ち物
必ず必要なもの
・シャンプー、トリートメント、ボディソープ、洗顔料
・スキンケアセット
・着替え用の下着
チムジルバンのお風呂には共用の固形石鹸しかありませんので、これらを持って行くことをおすすめします。
あると良いもの
・パック
・垢すりタオル

お風呂に入った後、休憩スペースでパックをしながらゆっくり過ごすのもおすすめです。
韓国のチムジルバンでは、顔にパックをつけながらお喋りしている方をよく見かけます。
日本ではあまり見かけない光景ですが、韓国では気にせずできちゃいます。

オリーブヤングにばら売りで1枚ずつパックが売っているので、チムジルバンに行く前に購入して持って行くようにしています。
私はメディヒールのパックを愛用しています。

この蛍光色の垢すりタオル、チムジルバンのお風呂で使っている方結構いるんです。
これ1枚でセルフで簡単に垢すりができちゃいます。
韓国のダイソーで1,000Wで購入できて、小さいものだと2枚入りもあります。
お友達と一緒に買って使うのも良いです。低価格で、韓国の文化を体験できます。
※垢すりタオルは、硬い素材の為、肌が敏感な方や乾燥が気になる方はご注意ください。
Amazonなどでも購入できます。


薄くて軽く荷物にならないので、トリートメントなどと一緒にビニール袋にばさっと入れて持って行っています。
利用時の注意点
下駄箱とロッカーの鍵は同じ番号の所を使用する
日本では下駄箱もロッカーも空いている所を利用することが多いですよね。
韓国のチムジルバンでは、下駄箱とロッカーも鍵に書かれた番同じ番号のところしか利用できません。
利用システムが日本と異なるので、自分の鍵に書かれた番号を確認して利用するようご注意ください。
ドライヤーを利用する際は小銭が必要
お風呂場にドライヤーが置いてありますが、有料です。
100w~200wで利用できます。
小銭しか入れられない機械なので、小銭を忘れないようご注意ください。

私が行ったチムジルバンは100Wで利用できました。
実際に利用して驚いたこと
頭に羊巻きはもうやらない?!
韓国のドラマやバラエティ番組で、頭にタオルで羊巻きをしている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
羊巻きとは、名前の通り羊の頭のような巻き方のことです。
韓国語でヤンモリ(양머리)と言います。
韓国では20年ほど前にドラマをきっかけに広まった巻き方です。
しかし、これ、今はやっている方をほとんど見かけないんです。
実際に私は3回韓国のチムジルバンに行きましたが、羊巻きをしている方を1度も見たことがありません。
定番の巻き方とはいえ、流行りがあるのか・・・
でも、せっかくなので韓国のチムジルバンに行かれる際は、羊巻きをして記念に写真を撮ったりするのも良さそうです。
椅子と桶を垢すりタオルで自分で洗う?!
お風呂場で椅子と桶を利用するとき、自分の垢すりタオルでゴシゴシ洗ってから使う方をよく見かけました。
お風呂場に共有の固形石鹸があるのですが、それを使って洗っていました。
日本の温泉では、自分で桶や椅子を石鹸で洗っている光景を見たことがなかったのでびっくりしました。
しかも、自分の垢すりタオルで洗っていたので、更に衝撃を受けました。

今では私も桶と椅子をタオルでゴシゴシ洗ってから利用しています!
私は自分の垢すりタオルとは別に、使い古したタオルで洗うようにしています。
お風呂場に飲み物を持ち込んでOK?!
これは暗黙の了解なのか、お風呂場にカフェで買ったテイクアウトのコーヒーを持ち込んでいる方をたまに見かけます。
お風呂で飲んでいる訳ではなく、シャワールームにコーヒーを置かれている感じ。
シャワールーム内のゴミ箱にもたくさん飲み物のカップが捨てられていました。
日本の温泉では見かけない光景だったので、驚きました。
韓国のサウナ「チムジルバン」の過ごし方 まとめ
今回は韓国のサウナ「チムジルバン」の過ごし方を私の体験談とともにご紹介しました。
チムジルバンは、数種類のお風呂やサウナに垢すりもできて、韓国グルメも楽しめる場所です。
友達やカップル、家族とでも過ごせます。
日本ではあまり見かけない驚きの光景もありますが、それもまた韓国の新しい発見ができて新鮮で楽しいです。
旅行の疲れを癒しながら、韓国の文化をまさに肌で感じられるので、韓国旅行に行かれる際はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
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